2024年11月からMCカートリッジ専用フォノイコライザーアンプEQ 5020とMMカートリッジ専用フォノイコライザーアンプEQ 5010の販売を開始致します.
寸法と重量
5000シリーズはこれまで販売してきた4000シリーズと横寸法と奥行き寸法は同一ですが,高さ方向を増やすことによって搭載できる内蔵物を増加しました.ケースは1.5mmのアルミニウム板(A5052)を板金加工した部品を用い,4000シリーズより高さを約12mm高く設計しました.突起物を除くケースの大きさは160(W)×74(H)×230(D),総重量は2kg程度です.
構造
ベース(1.5mmのアルミニウム板)に内蔵物を全て取り付け,上側部をカバー(1.5mmのアルミニウム板)が覆う構造です.ベースには50VA程度までのRコアトランスが取り付けられます。真空管は最大でMT管6本を取り付けることができます。
電源トランス
電源トランスには漏洩磁束の少ないRコアトランスを用いました.Rコアトランスの容量は最大で50VAです.巻き線の1次側と2次側の間に静電シールドを入れました.(1000, 4000シリーズと同様です.)
整流・平滑回路部
A電源(ヒータ側)は整流器にショットキーバリアーダイオードを用いました.そして,3端子レギュレータ(LDO)で電圧を安定化しています
B電源(プレート側)は整流器に汎用のブリッジダイオードを用いました.トランジスタのリップルフィルタを用いています.
信号回路部
小信号用の双3極管(例えば6922)が6本まで動作させることができます.
真空管
ロシア製の真空管を使用しました.ロシア製は比較的個体差は少ないのですが,所定の性能を出すために真空管の選別と回路の調整をします.
それぞれのモデルの概要について
EQ 5010
MMカートリッジ専用のフォノイコライザーアンプです。詳細は仕様書と回路図を参照ください。
初段に高い増幅率と順方向アドミタンスを持つ6C45Pを用いました。
6C45Pを用いることにより,低雑音と高い最大出力レベルを実現しています.この後にCR型イコライザー回路があります。2段目のアンプには6922の電圧増幅とバッファアンプがつながります.
EQ 5020
MCカートリッジ専用のフォノイコライザーアンプです.詳細は仕様書と回路図を参照ください。
初段に高い増幅率と順方向アドミタンスを持つ6C45Pを用いました。
6C45Pと6922をカスコード接続した電圧増幅部に6922のバッファアンプが接続されています.この後にCR型イコライザー回路があります。2段目のアンプには6922の電圧増幅とバッファアンプがつながります.
両モデルともにCR型フォノイコライザーなので,出力レベルと周波数応答の調整は主に真空管の選別と交換で実施します.一部の真空管の入手が困難になってきているため,出荷可能台数に制限を設けました.これは出荷後の修理に対応するためでもあります.状況が好転して真空管の入手が容易になりましたら,別途ご案内いたします.
出荷可能台数について
これまでに初ロット各6台を作成し,ばらつきと信頼性の確認をいたしました.しかし,前述のように真空管の入手性と修理対抗を勘案して,初ロットの中の各4台までを出荷可能といたしました.御注文をお待ちしております.
